口から硫黄の臭いが？その原因とやってはいけない口臭ケア
こちらでは、口から硫黄の臭いがする原因とやってはいけない口臭ケアについて、お話ししています。
口から硫黄の臭いがする原因は3つあります。
一つ目は硫化水素、二つ目はメチルメルカプタン、三つ目は硫化ジメチルです。これらのガスが混合すると硫黄の臭いになります。
それぞれの臭いの原因について説明していきます。
一つ目の硫化水素は卵が腐ったような臭いがする物質です。多くの細菌種が発生して原因物質となります。
二つ目のメチルメルカプタンは生臭い野菜が腐ったような臭いがします。石油などにも含まれますが、人や動物の排泄物などにも含まれます。主に歯周病菌から産出されるため歯周病に特徴的な口臭成分です。
三つ目の硫化ジメチルは生ゴミのような臭いが発生します。肝臓などの全身疾患以外の場合もありますので注意が必要です。揮発性硫黄化合物は嗅覚を麻痺させる作用があり、自分自身は臭いを強く感じていないことがあります。
ではどうしたら、その臭いをを防げるでしょうか。
歯周病だと歯周ポケットにかなりの数の細菌がいます。これらが口臭の原因となる「VSC」揮発性硫黄化合物を産生します。
歯科医院で歯周病の治療を受けたり、治療の一環として歯磨きを徹底することが大切です。これにより細菌の数が減り口臭も治まってきます。
次にやってはいけない口臭ケアについて、お話しします。
ガムを噛む
ガムを噛むと唾液が分泌されますが、佐藤によって口の中の細菌が増殖したり虫歯にもなりやすくなります。それでもガムを噛みたい時は砂糖が入っていないガムを噛むようにしましょう。
舌清掃のしすぎ
舌苔を取ることは大事ですが、掃除をしすぎてしまって舌の表面細胞を傷付けてしまっては逆効果になります。
刺激の強いマウスウォッシュ
使った直後はすっきりするのですが、その後、口の中の唾液が減少し、乾燥して菌の繁殖にもつながるので刺激の強くない低刺激のマウスウォッシュを選ぶようにしましょう。